「ほたるの里」、宇城市三角町郡浦(こうのうら)の本庄地区。
毎年5月下旬頃に、可愛く舞い踊るゲンジボタルが見られます。
ホタルの名所は、地区を流れる「湯殿(ゆどの)川」沿いで、
間近にホタル鑑賞ができるため毎年多くの方が訪れます。
道は平坦で、お子様連れやご高齢の方、車椅子の方も見学にいらっしゃいます。
(灯りがなく柵などがないため、注意してお進みください。)
以前は「湯殿川ほたるを育てる会」の方と地域の方が、
竹灯篭やお茶、手作りのお菓子、地元野菜などで「おもてなし」をされていました。
現在は催しはありませんが、会の世話役として4名の方が案内看板やのぼりの設置、駐車場の整備など、鑑賞客を迎える準備をされています。
この「湯殿川」という名称。
湯が出ていたらしい、という説もありますが定かではありません。
またこの先には「ほたる石」という地名もあったそうです。
お殿様がホタル鑑賞をしながら湯治をされていたのかななどと、
ホタルの光を追いながら、遠い昔に思いを馳せました。
自然が美しく静かな時が流れる郡浦地区。
初夏の頃、ゆっくりとホタルの舞を鑑賞しにいらっしゃいませんか。
※ホタルの写真:2014年 本庄地区 長尾さん撮影
現在は蛍の数が多少減少している場合があります。
ホタルの名所 湯殿川(ゆどのがわ)
場所:旧郡浦小学校の裏側 湯殿川沿い
見頃時期:5月中旬~6月初め(気候によって変わります)
※風がない静かな日が比較的多く見られるそうです。
時間:20時00分~21時00分頃
駐車場:2ヶ所(20台程度)
川沿いへ車の進入は禁止されています。
[行き方]
国道266号線の宇城市三角町郡浦交差点から、黄色いのぼり「ほたるの里」を目印に旧道に入ります。
上本庄バス停のそば、「郡浦の天神樟」の看板の下にある「ほたるの里」案内板に沿ってお進みください。