サンサンうきっ子宇城彩館
品揃え豊富な地域の台所。 隠れ名産品にも出会えるかも。
知るべし / 2022.12.22
Highlights
知るべし
おがわあそじんじゃ
小川町
「小川阿蘇神社」を舞台とした、400年以上の歴史をもつ秋季大祭。奴舞(やっこまい)・獅子舞(ししまい)・亀蛇舞(きだまい)の3つの舞が地元住民により受け継がれ、大切に奉納されてきました。毎年10月になると、子どもたちのにぎやかな声と舞の音色が町に響きます。
「奴舞」は、その掛け声から「とこせい」と呼ばれます。奴長(やっこちょう)と呼ばれる小川町寺町(てらまち)地区の青年が先頭になり演じる大名行列で、町を練り歩く子どもたちのあどけない姿も人気のひとつ。はじまりは定かではありませんが、寛政6年(1794年)の文献に、獅子舞とともに登場しています。
「獅子舞」は、小川町上町(かみまち)・中町(なかまち)・新町(しんまち)地区の青年と小学生の子どもたちにより演じられる勇壮な舞。太鼓、ドラ、チャルメラや服装などに中国情緒があふれ、子どもの玉にじゃれ遊ぶ獅子が印象的です。文禄元年(1592年)、熊本城主・加藤清正公が朝鮮半島へ出兵した際の出来事にあやかり、熊本市藤崎八旛宮で御礼大祭を開いたときに魔よけに獅子舞を奉納し、その後、小川の阿蘇神社で奉納されるようになったといわれています。
「ガメ」の愛称で親しまれる亀蛇(きだ)は、頭が蛇で身体が亀からなる想像上の動物です。1300年ほど前に、妙見神(みょうけんしん)が中国から海を渡ってくるときに、この亀蛇に乗ってきたといわれています。八代市の国指定重要無形民俗文化財の八代妙見祭でも有名ですが、実は小川阿蘇神社でも見ることができます。出来町(できまち)の若者が十数人でひく亀蛇の暴れ舞う姿はとても見応えがあります。
所在地
〒869-0621
宇城市小川町小川11
アクセス
■車:
宇城氷川スマートICから約5分
熊本市から約50分
■バス:
バス停「小川橋」から約900m
開催時期
毎年10月第3日曜日
お問い合わせ
小川もやい館「まちや」
0964-25-5525